今がくらいのは死後がくらいから



熱病の人はどんなごちそうも
味わえないように

こころの暗い人はどんな
幸せも味わえない



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あるアンケートで

【幸せですか?】

という問いには、

(不幸というわけではないから)幸せですと

大半の人が答えたそうですが、

【幸福感はありますか?】

には、

ありません、

と答えた人が大半だったそうです。


とりわけ不幸でもないのに
どうして満たされていないのか。

お釈迦様は、それは、心が暗いからだよと

といわれ、その心の闇を、

無明の闇と診断されています。


ちょうど、熱病にうなされている人は
どんなごちそうもおいしく味わえないように、

心の暗い人は、どんな幸せも

味わえません。

なので、

蓮如上人は

無明の闇のことを、

【無明業障のおそろしき病】といわれました。

すべての人が抱える【心の病】なのです。

さて、この心の闇をみつめた人は多くあります。

哲学者、思想家、文学者といわれる人たちです。


彼らは得体のしれない闇の心を、精一杯の努力で

言葉にしようとしています。

今週は

太宰治、そして20世紀最大の哲学者といわれる

ハイデガーの言葉を借りて

この無明の闇に迫りたいと思います。


★已能雖破無明闇

すでに無明の闇を破するといえども

 親鸞聖人



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